商社マン、ビジネスクリエイターへの道。

AIや仮想通貨など時代の移り変わりが激しいなかでも、柔軟に対応して行ける人間になりたい。社会貢献し、お金を稼ぎ続ける根本的、本質を学びたく、ここに記していく

①再エネ/脱炭素社会に対する世界各国/日本の取り組みについて

先日、日経新聞で「バイオマス発電事業について、燃料が足らないから稼働する案件は非常に限定的になる」という主旨の記事があり、

また他には記事では、「世界的な潮流とは逆行するように、日本は石炭火力発電所の新設を認可し続けている」という。

 

「なぜ日本は再エネ導入がうまくいっていないのか?石炭火力や原子力に頼らざるを得なくなっているのか?」について非常にもやもやしたので、これを機に簡単に整理してみようと思う。

 

今回下記のような構成で整理していこうと思う。

  • まずは世界的な流れの把握        :COP23 日本や他国の目標値について
  • 次に日本に焦点をおいて            :現在の電源構成と目標、それに対する取り組み、進捗具合
  • FITに関して                              :太陽光は順調だがバイオマスは難しい、他風力や地熱については。。
  • 再エネ以外の発電方式               :火力、原子力、水力
  • さてここでどうすればいいと考える?

①世界的なCO2削減に対する取り組み

まずは世界的なエネルギーについての考えや取り組み、流れを把握しようと思う。

やはり基本的には、「地球を世界的な規模で守る取り組みをしていこう」という目線で、各国で目標や取り組みがなされている。

 

まず各国の取り組みをわかりやすくするために、「気候変動枠組条約締約国会義」を把握すべきだと思う。

この言葉、よく「コップ21」とか「コップ23」とか言われているアレ。

 

ざっくりと言えば、「温室効果ガス濃度を安定化させるべく、世界全体で取り組んでいこうよ。」と世界規模で合意しており協議していくもの。

 

COPが「気候変動枠組条約締約国会義」を指し、後ろに続く数字が「第○〇回目の会議」という意味を示す。

最新のもので2017年11月にCOP23が開催され、COP24は2018年12月を予定している。

過去の履歴を遡ってみると毎年下旬に一回開催されている模様。

と考えればお分かりの通り、COP1は1995年に開催されているんだな。。。

 

COP21で「パリ協定:2020年以降の温暖化対策の国際枠組」が採用され、「世界全体で今世紀後半には、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにしていく」という方針が決まり、それに向けて各国がPDCAを作成、提出を義務付けられることとなっている。

 

この会議で各国がどのような取り組みをしているのか?という事が毎年把握できるという事になる。

 

下記は非常にわかりやすくまとめられていた図表なので活用させて頂きたいと思う。

基本的には各国再エネの導入は必須となっており、不足分を原子力で確保。

そもそも電力の消費量を削減すべく、省エネしていこう。という考えであることがわかる。

 

 

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1804/12/news041.html

再エネは主力電源、原子力は「脱炭素化の選択肢」――日本の長期エネルギー戦略

各主要国の温室効果ガスの削減目標と戦略の概要 出典:経済産業省

 

 

このサイトも素晴らしい。

http://ytanaka.g.dgdg.jp/eleconfig/newpage14.html

出典:統計データで見る世界各国の電源構成 (2013年2月16日)

 

 

上記からわかる通りで現時点ではやはり火力への依存度が高いため、化石燃料である石炭は使わないでCO2削減をしていこう。

という流れから「脱炭素社会」への取り組みが強化されている状況です。

 

 

 

別に「脱炭素社会」についても調べてまとめてみよう。