製薬市場、メーカーの今後について ~~事業戦略を勝手に作成~~
本日武田製薬が同規模のシャイアー社を買収する方針であるという一面記事があったので、
この際だから製薬業界について簡単に調べてまとめてみようと思う。
ノート(写真)のようにまとめたが、下記構成で補足情報をメモ。
- 市場規模
- 動向(市場内訳)
- 課題
- 今後/事業拡大のために
1.市場規模
- 市場規模はWWで見れば拡大傾向。
しかしながら、日本単体で見ると縮小傾向にある。 - そもそもWWのうち日本の市場が8%もあるのがおかしいのでは?
人口から言えば、WW 73億人のうち日本は1.26億人、比率にして1.7%。
これを考えると消費大国なんだというイメージであり、そりゃ市場自体も飽和状況。 - ここから薬価下げ、ジェネリック薬品の台頭などが拡大すれば消費量は変わらくとも、市場規模としては縮小していくという事になるのかと思います。
2.動向(市場内訳)
- そもそも新薬がメインであった市場だが、ジェネリック薬品の市場が2010年前後から急激に拡大しているという事を理解。
またジェネリック薬品だけでなく、バイオ薬品市場は拡大するという見立てもあり、新薬ではなくバイオ薬品の開発に注力していく企業もあるようです。
(とは言えメインはベンチャー企業、大学などの研究機関かな?
臨床試験からパイロット~量産化までを大手企業が取って代わるというイメージかもしれません)
- 今後の新薬開発についてですが、新薬開発の難易度はますます難化していっている。という事を理解。
やはり、運よく健康に生きて製薬に滅多に頼ることなく生きてきた私なので、勝手ですが、普段健康体でいる段階では必要最低限の製薬は開発されているという事を感じており、市場の大きな分野は飽和状態であり、開発したところで入り込む隙も無いのではないでしょうか?
それでも、ニッチな分野/稀な疾患により困っている人はいっぱいいるわけで、それら薬の開発に注力していくという事になっていくのかと存じます。
そうすると、ビジネス的な見方になってしまいますが数が出ないため、必然的に売り上げ/市場は大きくない分野への投資開発という事になるのですね。
- 開発には膨大な開発資金と期間がかかり、開発するのもギャンブル的な要素がかなり含まれているという事を考えると、それに耐えうる財務面で体力のある企業でないと持たないですね。。。
3.課題
- 上記の市場の流れからも頭を悩まされるような状況ですが、それだけでなく課題はあるようです。
ざっと記載しても下記のよう。
4.今後/アクション
- それでは今後の製薬メーカーがどうやって生き残っていけばいいのか?について考えてみた。
完全に個人的/ハチャメチャな考えもあるが、ご了承いただきたい。
- 販売網の拡大
各国の政治的な取り組みが大きいが、薬を必要としている国/人々は多いわけであり、それらの需要に対し、販売していけるような取り組みが必要。
(海外チャンネルはどうしているの?⇒もっと調べなきゃいけないところ)
- 受託生産体制強化/量産化コンサル
やはりこうなってくると、生産設備を持ち、さまざまな医薬品を生産できる能力は強みになってくる。というかそのような企業が増えてくるのでは?と推測。
また既に大手の新薬メーカーは新薬開発はもちろん継続しなければならないと思うが方針展開をして、量産化までのノウハウを生かすように、受託生産分野を拡大したり、量産化までのコンサル業を他分野でもしていけばよいのでは?
その先には、コンサル先の企業を最終的には買収/合弁して新規事業を確保する。という狙いをもって。。。
- ファンド設立
資金力がある。また新薬の開発難易度は高く、ギャンブル的な要素にもなっているので、資金力を生かして、資金回収、拡大の目途をつけやすいファンドとしての機能をもっていけばよいのでは?と考えました。
なかなかファンドとしてのノウハウを蓄積するのにも時間が必要となってくるかもしれないが、手堅く稼ぐとしたらそういう考えも出てこなくはないのかな?というイメージです。
- ITとコラボ
やはり今の時代。。。というざっくりとしたイメージですが、潜在的な新薬需要を突き詰めるためにはITによる情報収集/統計/分析が有効に働く時が来るのでは?と考えました。
以上
調査、アイデア出しはまだ2時間程度なので、精度は低いですが、また何か機会があったら修正/追記していこうと思う。