②商社マンの仕事内容って激務??
前回の続きで書いてみます。
商社マンの業務内容は?
下記に業務内容について、大まかなフォーカスから具体的に踏み込んだ細かな業務内容に焦点を移し替えながら説明させて頂きます。
前回商社は
「基本的にはモノの売り買いが伴う商流の中で、その商社の付加価値や機能を発揮させ、そこで示したメリットを対価に利益収入することが一般的な商社業(トレーディング)になる」
「なお、それら機能は一般的には与信、金融、貿易や物流、口座管理、在庫管理などなど商売によって様々」
と表現させて頂きました。
商社が円滑な物流の効率化/合理化により機能しているとすれば、一つの商売に対しも
・仕入先と販売先への取引
・それに伴い機能している物流会社、保険会社、金融機関、政府機関などとの交渉
・各取引先/商売に対しての社内調整(契約書管理(法務)、貿易、経理、情報整理など)
が業務内容の主軸としてあげられます。
上記の通りで、取引先が多くなればなるほど、業務内容は増えていくことは倍増していく事は理解できるかと思います。
またトラブルもつきもので、以下に挙げる例のように不測の事態は多く発生します。
トラブル例:
・海上輸送の遅延により納期遅延が発生し客先の生産ラインが止まる
・仕入先の生産設備トラブルにより生産が出来ない
・納入した製品の中から不良品が発生した
・梱包が甘く輸送途中にスペックアウトに
これらトラブルの際に、物流や貿易、金融などについての最低限の知識がないとトラブル対処できないので、絶えず勉強も必要ですね。。
上記のように記載すると「すんごく大変!!」なように思いますが、営業一人でもやれることは限界があるので、社内の営業アシスタントや各部門の専門家に相談・助けてもらいながらビジネスを円滑にまわし、その経験を以ってしっかり勉強していく…という具合で進めていきます。
毎日があっという間に過ぎていきますよ。笑い
もう少し、ひとりの営業マンとして機能していく必要がある場面が多くありますので事例を記載します。
本当に小さいところも記載しております。笑
営業マンレベルでの機能:
①雑務レベル
・取引先との面談の際に議事録係として機能
・取引先の面倒な在庫管理、調達/購買機能を代行
・仕入先と販売先と共有する情報/ファイルの管理
②情報屋
・専門分野の知識や経験、情報屋
Giveした先にTakeした情報を有効活用して次なるビジネスにつなげる
・新規ビジネスネタの調査役
・市場に精通することで取引先が気づかない、潜在的なビジネスチャンスを生み出す
異業界とのコラボ支援
③営業支援
・営業戦略の構築支援
・交渉/プレゼンの場で、仕入先商品の交渉能力を発揮し、販売確度を高める。
・幅広い商材の取扱いにより取引先との深い関係性を構築し、いつでも相談でき、ビジネス展開への可能性を高める。
などなどです。
上記のことを地道にしていると
・販売先から「この商品、御社通して購入させて」
・仕入先からも「御社と一緒に営業させて」「商売つながりそうだから商流介入して」
・たまたま関係ないところでビジネス(売りたい/買いたい)になったり
やっぱり神様はこの世の中にいて、ふとした時に微笑んでくれるもの。
そしてそんな時に商社やっててよかったなーとか、楽しいなーと思います。
結論:
・商社の業務の幅はとにかく広い!!そして多い!!
But サポートしてくれる人がもちろん社内にいるから仕事が回せる!!
・地道に頑張ってるからこそビジネスの神様はふとした時に現れ、商売になる!!
・業務内容、コネクションが広いからこそビジネスになる!!
こんなところで、終えておこうと思います。
また!